例え罪に問われなくても。

例え罪に問われなくても、公の場で言っていいことと悪いことがあると思うのです。しかし、残念なことに昨今ではそういう意識が欠如した人間が少なからずいるようです。

次のブログでは、P2Pを使って映画を見ることを公然と語っています。
へなちょこ伝記 夏休みの目標

P2Pで流通している著作権侵害物をDLすること自体は現行法では罪に問われない*1かも知れません。しかし、権利を侵害していることは確かです。著作権者にとっては死活問題です。

情報化社会において現行の著作権法に不備があることを主張したり、そもそも著作権制度に限界があると問題意識を持って、確信犯的に上記のような記事を書いているのであればまだ理解できます。*2

しかし、主義主張も罪の意識もなにもなく、当たり前のことととして、公然と侵害行為や犯罪行為についてblogに書き込んだり、webサイトに掲載したりする人が増えていることは問題だと思うのです。

誰かを傷つけたり、誰かの権利を侵害したり、(悪法であろうとも)法律を犯したりしたときに、罪の意識を感じないというのは大問題だと思うのです。

道徳教育が軽視された結果ですかね。無宗教の影響ですかね。罪の意識は大切ですよ。

いつものように、結論はないんですが。問題意識を伝えたい。

*1:法律の専門家ではないので間違っているかもしれませんが

*2:Winnyの作者金子氏はそのような主張をした上でWinnyを作ったとして、著作権侵害幇助に問われているわけですが