環境と対象

今、ふと部屋を見渡すとき壁や家具は間違いなく環境として捕らえている。
しかし、一度注目すると環境でしかなかった壁(の一部)が対称に変わる。このとき、いままで漠然とだけ捉えていた壁に関する情報が一気に爆発する。壁紙や硬さの情報まで脳内を巡る。
つまり「注目する」ことによって情報のロードが始まると考えられる。ここでいう「注目」とは文字通り視線を向けることである。
つぎに、部屋を流して眺めてみる。すると、ちょうど注目している対象に関する情報が思い出されるが、視点がずれるとすぐに消えてしまう。また、注目時間に比例して情報が思い出されている感覚がある。

while(1) {
    observing = eye.getObserving();

    if (last_observe != observing){
        memory_priority = 0;
        last_observe = observing; // 2006/02/02 追記
    }

    temp_memory.loadmemory(observing, memory_priority);
}